こんにちは『銀座治療室はり香』谷です(^^)
前回は“冷え”についてお話ししましたが、今回は“むくみ”について、先ずは東・西、双方の視点から見て見ましょう!
目次
◯東西医療から見る“むくみ”
◯東洋医学で“むくみ”にアプローチ
◯“むくみ”を解消する食材は?
◯毎日の健康と美容は日々の心がけから!
◯東・西医療から見る“むくみ”
西洋医学、いわゆる現代医学的には“むくみ”は、細胞と細胞の間に不要な水分が増える、または停滞した状態のことを言います。
東洋医学的にも“むくみ”は、体内に溜まった余分な水分により生じる、と考えます。
この時、五臓(=いわゆる内臓)の働きが悪くなることで、体内の水分の流れが悪くなり、結果として“むくみ”が生じる、と捉えます。
◯東洋医学で“むくみ”にアプローチ
東洋医学的な“むくみ”治療は、体内の水分の流れを整えることで、改善へ導くのです。
先ず、食べ物やはり飲み物から得られた水分は、五臓のうち“脾”(消化器)で吸収され、“肺”に運ばれて全身を巡り、最終的に不要な水分は“腎”(泌尿器系)に運ばれて排出されるのです。
また、この水分の流れの調整役に“肝”(肝臓)が関わっている、と考えます。
したがって、これら内臓の働きを改善することで“むくみ”解消のサポートをしていこう!
というのが東洋医学的な”むくみ”に対する考え方であり、アプローチ方法なのです。
実際の治療では、“むくみ”に関係していると考えられる五臓(内臓)と結び付きのある、体表に張り巡らされている「経絡」や経絡上に点在する「経穴」(=ツボ!)を使って、鍼(はり)や、お灸(おきゅう)を施し、むくみにくい身体つくりをサポート。
また、マッサージによって、血流やリンパへ働きかけることで局所的、全身的に“むくみ”を改善する方法もあります。
◯“むくみ”を解消する食材は?
残暑厳しいこの季節、水分塩分のの取りすぎや睡眠不足、立ち仕事など、血液の巡りが悪くなったり、身体の水分バランスの乱れ等で発生する“むくみ”。
このような場合の“むくみ”は普段の生活の見直しで改善する事ができます。※1
先ずは普段のお食事を見直してみませんか?
【すいか】
・利尿作用を高めて“むくみ”を改善
→リンゴと一緒にミキサーにかけてスムージーはいかがですか?
【レタス】
・利尿作用と身体の余分な熱を除く働き
→レタス300gに水カップ2で煎じて飲むと利尿効果で“むくみ”改善!
【とうもろこし】
・利尿作用に優れる他、糖尿病や尿路結石にも用いられる
→実500gを煎じて飲みます!(実はヒゲの方が薬効に優れているそう)
【ハトムギ】
・利尿作用の他、イボなどのオデキの改善
→ひきわりタイプならお米と混ぜて炊いても!(私は毎回お米に粟とハトムギを混ぜて炊いてます!)
いかがでしょうか?
今の時期に手に入りやすい食材もありますね!
ただ、夏の野菜や果物には、身体を冷やす作用もありますので、食べ過ぎは禁物ですよ!
程々に、季節の恵みを味わいつつ、辛い“むくみ”を解消していきましょう!
◯毎日の健康と美容は日々の心がけから!
人生を支える健康、そして、その健康の根幹となる“食”。
毎日のことなので、その影響は図り知れませんね!
日頃の小さな心がけが、あなたの日々の健康をサポートしてくれているかも知れません。
そして、困った時には『銀座治療室 はり香』に、是非お立ち寄りくださいませ。
お困りの症状を一緒に改善していきましょう!
お一人お一人のお身体に、じっくりと向き合い、心を込めて施術をいたします。
※1 :根本幸夫『台所漢方 食材&薬膳手帳』池田書店;2015,12,25
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